私も楽しみに拝読させていただいております、鎌倉は円覚寺さんの“居士林だより”。
横田南嶺老師の提唱内容を、在家の方にもわかりやすいようにご紹介くださっています。
4月20日より、入制大攝心と申しまして、一週間集中的に坐禅の行をされる期間に入っておられます。
いつも思いますが、僧堂の老師方がお元気そうでお肌も艶々(こんな言い方申し訳ないのですが、本当なのです)、雲水さんのなんとも気持ち良い清らかに澄んだ雰囲気というのは、日々の修行の上に、さらにこういった攝心によって、自己と向き合い、身体と心を整えていらっしゃる賜物なのでしょうか。
内面からにじみ出る美しさを感じ、いつも感動します。
以前読みましてこちらでもご紹介した本の中にありましたが、チベット僧の老師のようなお立場の方は、「自分の中の仏が小さくなると行に入ります」と仰っていたのだとか。
禅宗でも悟後の修行が大切と言われ、僧堂ではこういった攝心の期間が設けられ、集中的に坐禅をする時間を取るという事に、修行体系は違えども、同じ仏教の修行での共通点を見いだし、やはり動中の工夫は、静中の工夫あってのこそなのかしらん・・・などと、くるくる思いを巡らせています。
考えている閑があったら、坐禅か瞑想でも実践し、自身の日々の生活がどう変わってゆくのか、実体験してみた方が良いですね。
研究所からは、僧堂での生活をつぶさにご紹介した、『雲水日記』という本を出させていただいております。ご関心ある方は是非!
なお、近々ですと関西では、5月4日(月)10:40~花園大学の教堂で開催される、【花園大学学長講座 禅とこころ】に、横田南嶺老師がご登壇されます。是非お運びください。