安楽寺 その2 -信州上田-

150514-1.jpg昨日につづきまして、信州は上田にあります安楽寺参拝についてです。

国宝八角三重塔につきましては、このサイトに詳しいので、引用させていただきます。

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木造八角三重塔は、木造の八角塔としては全国で一つしかないという貴重な建築で、昭和27年3月29日、文化財保護法の規定により長野県では一番早く国宝に指定されました。
立年代は鎌倉時代末期から室町時代初期までのあいだと言われてきましたが、平成16年、安楽寺の依頼を受けた奈良文化財研究所埋蔵文化センター古環境研究室の光谷・大河内両先生の調査の結果、三重塔用材の伐採年代は正應二年(1289年)ということが判明しました。

これにより少なくとも1290年代(鎌倉時代末期)には建立されたことが明らかとなり、わが国最古の禅宗様建築であることが証明されました。

初重に裳階(もこし=ひさし又は霧よけの類)をつけた珍しい形式であるうえに細部も禅宗様の形式からなり、類例が少ないです。

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との事。説明がなくとも、目の前に現れるだけで圧巻。日本建築の粋を結集したものである事は一目瞭然です。この日は木彫をしている友人が一緒でしたので、木の事なども説明してもらい、しばし遠目に、近くから・・・と何度も拝見。

150514-2.jpg遠い宋の国より来日した僧や、留学から帰った僧たちは、かの国に多くみられる八角形の塔を懐かしく思い、見上げたのでしょうか。
私は中国の八角塔は未だ参拝した事がありませんので、なんとなくベトナムの臨済宗寺院を思い出していました。

上田市の文化財マップにて、内部にお祀りされている大日如来の画像も拝見できます。禅宗寺院に大日如来?!仏様だけはそれより以前のものなのでしょうか。
興味のつきない安楽寺参拝なのでした。