サンガセミナー 2015年第1回 精進料理講座・日々の花講座

 

150522-1.jpg昨日、5月21日に、今年度第1回目となりますサンガセミナー・精進料理講座と日々の花講座を、妙心寺塔頭・東林院さんにて開講させていただきました。

昨年は11月、一昨年は9月に開催させていただきましたので、本年は新緑が一番美しい5月に。
毎回参加してくださる方もいらっしゃいますので、禅寺の様々な表情や、食材の違いを感じていただきたく。

150522-0.jpg抜けるような青空、緑が眩しい中、掃除が行き届きスッキリした禅寺に身を置くだけでも、心に積もった塵を拂えるかのような心地がするものです。

150522-2.jpg調理に入る前には、命ある食材を扱う心、生かされている我々というものについて、西川和尚よりお話を頂戴します。
このお話が重要で、皆さんの食材に向かう意識がぐっと変わる、集中できるのだと思います。

150522-3.jpg先日の花園大学学長講座では、円福寺専門道場の政道徳門老大師が道元禅師の『典座教訓』より、「拈一茎草 作丈六金身(一茎草を拈じて 丈六の金身となす)」をお示しになられましたが、その事を思い出しておりました。
「一枚の菜っ葉、一本の胡瓜も、仏の身体として扱う」。そのように食材を扱った料理は、目にはみえなくとも、確かに我々が感じ取れるものとして、精神と身体を養うのですね。

150522-4.jpgいつも思うのですが、お集まりいただいた時と、自らが食材と向き合って(自身と向き合って)お帰りいただく時の表情が違っているのが印象的です。

150522-5.jpg午前中、皆さまが精進料理講座を受講されている間、私は午後からの日々の花講座の準備にかかっておりました。
その様子がこちら・・・。講座後、毎月でもお稽古して欲しいという声多数でした! 来月は鎌倉の円覚寺さんにて開催しますので、円覚寺参拝&日々の花講座でご自身をみつめる機会を作ってみてくださいませ。

来週からは皆さまの生けられた花をご紹介したいと思います。お楽しみに!

150522-6.jpg*京都でのサンガセミナー、2回目以降の講座、随時募集中です。詳しくはこちらをご覧くださいませ。