先週、5月21日に開催させていただきました、禅文化研究所サンガセミナー“日々の花講座”のご報告です。
午前中の精進料理講座に引き続き、妙心寺塔頭・東林院さんをお借りしました。
今回東京よりおこしいただきました雨宮ゆか先生のお花の講座では、自身が気に入った花器を使い、自ら花を選んで生けます。まずは皆さまの前にお花と花器をセッティング。
先生とご相談させていただき、ちょうどお庭が美しい季節でしたので、ご本尊様にお参り後は襖で仕切らせていただきまして、背をむける格好になってしまう事をお許しいただき、寺子屋のようなイメージでお庭を前に花と向かい合う事にしました。
こういった稽古事をお寺でさせていただくというのは、静かで掃き清められていて、ほんとうに最適の有難い場だと思います。
初歩的なお花の生け方、花器の使い方のコツなどをご説明いただいた後、何事も実践あるのみ、「やってみましょう!」という事で、花と向き合う時間のはじまりです。
花を選ぶところから皆さま真剣です。
少しの間、皆さま静かに花と向き合われます。少したちますと、あちらこちらから、「先生!」とお声がかかり、先生が皆さまの元へかけつけ、草花の生かし方を伝授されます。
先生が少し花を生け替えるだけで、まるで魔法を使っているのでは?と思えるくらいに、花も、花器までもが見違えます。
同時に皆さまからも、感嘆の声とため息がもれます。その時の皆さまの表情がなんともいえず、主催者側の我々も、この講座をやってみて良かったなと思うわけであります。
私自身、生活に花を欠かす事はほぼありませんが、先生の講座からは目から鱗の気づきを得られます。まだまだ色々と知りたい、学びたいなという気持ちがどんどん湧いて参ります。
皆さまもまたそう思っていただけたのか、「毎月開催してほしい」、「次はいつ?毎回参加したいです」というお声を多くいただきました。
次回は来月、6月4日に、鎌倉は円覚寺さんをお借りし、またとない機会となるであろう日々の花の講座を開催させていただきます。ご参加お待ち申し上げております。>詳細はこちら
*撮影場所を設け、生けたお花の撮影大会も致しました。上写真を含めまして、ご参加の皆さまの生けられたお花を何日かに分けてアップさせていただきたいと思います。お楽しみください。