まるで自身がお寺の静寂の中に溶け込んでしまい、まさに安寧を得るかのような・・・・・・。
お寺カフェやお寺バーというものに若干否定的な私でしたが(研究所の見解ではなく、私個人の趣味です)、仕事後に、“円覚寺 如意庵茶寮 安寧an-nei” にお邪魔し、その思いは一掃されました(といっても、それは如意庵さんだから!なのですが・・・)。
と申しますのも、床の間のしつらえから生けてある花、器や盛りつけ、全てに主の心とセンスの良さを感じた事と、禅寺らしさから逸脱しないスッキリした佇まい、こちらが日々の暮らしに少しでも取り入れ、お手本にさせていただきたいようなポイントが随所にちりばめられていたからであります。
方丈が巧みに活用され、ご本尊に見守られつつ前庭を存分に堪能できます。建築も庭も職人の技が光るホンモノの世界。なんとも贅沢で、五感が喜びます。
円覚寺派管長・横田南嶺老師の『いろはにほへと』も各座席に常備。心の洗濯を!
日本の文化の発展に多大なる影響を与えた“禅”ですから、このように訪れる人に感じていただく布教というのも良いものだなぁ・・・と思った次第。
蒸し暑さも吹き飛び、鋭気を養う事ができました。
円覚寺さんにご参拝の折には、ご休憩なさってみてください。