日本三景の一つ、天橋立へ。同じ京都とはいえ北の端である宮津へは初めて趣きました。
「三景とは、誰が決めたのだ!?」と、誰もが思うところかと存じますが、江戸時代初期、全国を行脚した儒学者・林春斎が『日本国事跡考』に、 卓越した三つの景観として紹介したそうな。
松島も宮島も、訪れてみては「なるほど」と思ったものですが、やはりこちらも。自然のなせるダイナミックな造形美に心打たれました。
そしてこの地にあります智恩寺の文殊菩薩はこれまた日本三文殊の一つとして有名ですが、実はこちらの寺院、臨済宗妙心寺派の禅寺なのであります。ご開帳は年に数回らしく、そのお姿を目にする事は叶いませんが参拝を。
どの地へ趣いても、禅寺の雰囲気はやはり良いものだ・・・と一人納得。こちらのお寺では殊の外、境内に祀られている五輪塔や宝篋印塔にも惹かれました。
また、いつも旅をすると、その地に伝来する謡曲にも心惹かれます。願わくば、その土地に縁の番組は、その土地で拝見してみたいものですね。