一休寺と能楽発祥の碑 -京田辺-

 

150702-1.jpg約一ヶ月ほど前になりますが、京都市内より少し足を伸ばして、京田辺の一休寺(酬恩庵)さんを参拝させていただきました。仕事でも禅寺、休日も禅寺です・・・。

こちらはいわずもがな、一休さんが晩年をお過ごしになられた寺であります。詳細は、一休寺さんのウェブサイトがとてもすっきりと見やすく詳しく、写真も美しいのでそちらをご覧になってみてくださいませ。

150702-2.jpgすっかり力強くなった緑がえもいわれぬ美しさ

150702-3.jpg趣ある開山堂 大應国師の木像が祀られています

都からは少し離れたこのような地の荒れた寺を、元は大應国師が建てられた寺であるという事もあり一休禅師が再興されたわけでありますが、1500年のむかし、一時都が置かれしこの地の“気”を、禅師は愛されていたのではないかなぁ・・・などと思いつつ、広い境内をゆっくりと歩かせていただきました。

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大應国師
大應国師
大應国師

余談ですが、門前でかなり気になる碑を発見。能楽発祥の碑とな?!

150702-6.jpg→に誘われるままに歩みを進めて参りますと、薪神社へ。確かに能楽発祥の碑があります。が、何の説明も無く、帰ってから調べてみますと、なんとこの地で、金春禅竹(1405~1570)が、一休禅師の為に猿楽を演じたのだとか。

金春流の中興の祖とされ、世阿弥の娘婿でもあり、世阿弥との深き交流でも知られる禅竹ですが、応仁の乱の際に、この近くに移り住み、一休禅師と交流がありました。
そういえば何らかの本で読んでいたと思うのですが、私の場合お恥ずかしながらすぐに忘れるものでして、こうやって足を運んでワクワクしながらその土地の歴史に触れますと、二度と忘れないほどに脳裏に鮮明に焼き付けられるものですね。
思い出深い参拝となりました。

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*一休寺さんの売店で販売されている大徳寺納豆入りの洋菓子、“もくもくじ”。ちまたでは既に有名ですが、私もかなりオススメです。