東慶寺の夏をいける「二人の花」展 その1

 

150707-1.jpg6月26日より7月5日まで、鎌倉は東慶寺さんにてお花のレッスンを担当なさっている雨宮ゆか先生と、寺庭・井上米輝子さんの「二人の花展」が開催されていました。

150707-2.jpgこれに伴い、28日には雨宮先生によるワークショップ「夏を生ける」が開催され、お邪魔させていただきました。
会場は東慶寺内の白蓮舎。こんなところで花が生けられると思うだけで、はやる気持ちを抑えがたく。

150707-3.jpg夏らしくフィリピンの籠に生けるのだとか・・・。籠には目が無い私にとって、たまらぬ魅力。
しかも、長らくフィリピンの籠を蒐集してこられた方が、大切に使ってくださる方にと手放されるとかで、ギャラリーにて販売もされていたのです。しかもこれが相場を知る者にとっては愕きの良心的すぎるお値段で、随分売約済みになっていましたが、ここでまたはやる気持ちを抑えがたく・・・(すみません)。

150707-4.jpg一人一人、選ぶ花器も違えば、花も違う。それぞれが自身と向き合うような花の稽古なのです。まさに、「みんなちがってみんないい」の世界が出現するのです。

150707-5.jpg私も、日本はもちろんのこと、様々な国で求めてきた籠に花を生ける事はしていましたが、平たい籠に生けた事はありませんでしたので、チャレンジを。
選んだお花は、山荷葉(咲くとこんなに可憐なのだとか!)、韃靼蕎麦(食べてよし!生けてよし!)、ふわりとかわいい鳥足升麻(確かに鶏の足に見えますけれど)、赤紫色の葉が美しいペリシカリアです。素朴な草花が籠の風合いにあうのだろうなぁ・・・と思い、今回はあまり色を使いませんでした。

バスケットや、蓋物、様々な籠がありましたが、皆様が選ばれた籠それぞれに良さがあり、それぞれの生かし方を学べて、目から鱗のレッスンでした。
さて、せっかくですので、研究所に生ける花も、籠月間!を設けたいと思っております。

明日につづく