7月11日(土)に名古屋の徳源僧堂にて開催されました、中外日報さんによる臨済禅師・白隠禅師遠諱記念の講演会、芳澤勝弘先生による【禅の風にきく「白隠禅師の絵説法」】。
この日は仕事ではなく、あくまで一参加者ということで楽しみに参りました(個人的に参加したい記念企画などの場合、仕事になりますので・・・もちろんそれはそれで楽しいのですが!)。
遠諱の記念という事もありまして、現在妙心寺の管長をなさっている徳源寺の嶺興嶽老師がはじめに御挨拶を。
臨済禅師がお亡くなりになられて1150年、白隠禅師は250年、そして50年ごとに法要を執り行なう事など、皆様にわかりやすくご説明くださいました。なんと嶺老師、50年前の遠諱は修行道場におられ、雲水さんとして体験なさったのだとか(私の祖父のアルバムにも50年前の遠諱の写真がありましたので、今度ご紹介したいと思います)。
50年前よりも芳澤先生の研究のおかげで、白隠さんの書画についてより一層わかるようになり、世間の人々にも知られるところとなった事、その書画の中に大きな教えが含まれている事など、ご説明くださいました。
芳澤勝弘先生は、国内外で白隠フォーラムを開催され、白隠さんを全くご存知無かった方にもわかりやすく、目から鱗の解説をしてくださいます。この日の参加者の皆様も、白隠さんについてはあまりご存知無いような雰囲気。
まずは5分で完結する、お釈迦様からはじまる仏教史・禅宗史を!なんということでしょう。日本国にテレビのCMとして流したいほどです(CMには少し長いですか?)。
その後の絵説法解釈では、皆様の感嘆のため息や笑い声も聞かれ、私も改めまして白隠さんの書画の世界に没頭致しました。
死して約250年たってなお、白隠さんは私たちに江戸時代と変わらず、ご自身が遺された書画によって法を説いてくださっています。なんとも尊い事であります。
ちょうど19日には、沼津にて白隠フォーラムも開催されます。これはお仕事でお邪魔しますが、今から楽しみにしております。皆様も是非、白隠さんの説法に触れてみてくださいませ。