季刊『禅文化』237号発刊のお知らせ

 

150724-1.jpg今夏は鈴木大拙と西田幾多郞両博士の、それぞれ50回忌と没後70年にあたります。

そこで今回の季刊『禅文化』では、お二人の禅思想を改めて顕彰すべく特集を組ませていただきました。

内容を少しご紹介いたしますと、たとえば、大拙博士が「盤珪」や「妙好人」と出会ったきっかけ。日本民藝協会常任理事の太田浩史先生がご寄稿くださいました。

150724-2.jpg季刊『禅文化』237号_奇縁―大拙につばさをつけた人々―.pdf

やや衝撃的な告白から始まりますが、さて、ここからどう人間関係(奇縁)が展開していくのでしょうか?これはほんの一例でして、皆さんにぜひお読みいただきたい記事が盛りだくさんです。

発売日は7月25日。目次をご紹介させていただきますので、ご覧いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

【もくじ】

【特集 大拙・寸心両居士の禅思想点描】
鈴木大拙著『禅と日本文化』の衝撃/松岡正剛
敦煌文献と盤珪 ―大拙の禅思想史研究/小川隆
奇縁 ―大拙につばさをつけた人々―/太田浩史
西田幾多郎の根本思想/小坂国継
『十牛図』から見る西田哲学/森哲郎
おかげさま/岡村美穂子

禅における心身について (九)
ブッダ本来の言葉と禅 (四)/佐々木奘堂     
善財童子の求道ものがたり (三十五)/小林圓照
笶麻Oラビア 大拙・寸心の書
ひとくち法話 海を見よ/横田南嶺
禅の見方、考え方 (二)捨てるということ―放下著/古川周賢
河北正定に臨済禅師の遺跡を訪ねる (四)/衣川賢次
文化の爛熟と禅 (中) 要説・中国禅思想史42/伊吹敦
心理学と仏教、もしくは禅 (二)/丹治光浩
三余居窓話 (余滴・七) ―西田哲学管見― /西村惠信
部分から全体へ 寺院建築入門 (七)/佐々木日嘉里
和尚さんの身体講座 (四十六)自作の発酵サプリで持病を治す/樺島勝徳
睡猫庵歌話 (九) 死の淵から帰って見えるもの
―橋本喜典の十方世界現全身―/大下一真
真如寺と共に/江上正子
表紙解説/木村宣彰
賛助会員・後援会員一覧
いっぷく拝見
編集後記《すずろごと》
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本
切り絵/田中道男

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