サンガセミナー 2015年第2回  水墨画講座

ちょうど一週間前の7月24日(金)、今年度2回目となるサンガセミナーを開催致しました。

150731-1.jpg今回は法輪寺(だるま寺)さんを会場に、まずは午前中に水墨画講座です。
鏡板の松のお話でもご紹介しました、水墨画家の平川功先生がこの日の講師。

2時間でどこまでできるか?!と、楽しみでもあり、少し不安でもありましたが、さすがはお教室をいくつか開催されている先生。
 
筆の持ち方から構え方、墨を磨るところから始めるその精神。基本となるべき事+水墨画を描く時の心の持ちようまで幅広くお話いただき、墨を磨りながら先生のご説明を拝聴。

150731-2.jpgその後は、磨った墨に水を足して筆ならしを始めます。紙と墨の相性、色、にじみなどを確認してから、上の「花を描く」を参考に、少し描いてみたり・・・。
そしてこの日は、それぞれの机に一輪挿しに入った花を描いていただこうと、お花も用意しておりました。

150731-3.jpgお好きなお花を選んでいただき、後ろから拝見していても皆様はとても真剣で、たとえるなら、坐禅をしている時のような気が漂っていました。
講師の先生も、僧侶の方が多いせいか、集中力が半端なくすごいと驚いていらっしゃいました。

150731-4.jpg上手に木槿の花を描かれた生徒さん。先生が少し濃い所を作ると良いですよ、、、と、少し描き足すとまた全体が引き締まって見違えるよう。
先生は生徒みなさんのところをまわられ、それぞれにコツを伝授してくださっていました。

150731-5.jpg2時間では足りない!もっと描いていたかった!とのお声もあり、来年度は秋の実などを描く水墨画講座も良いなぁ・・・もう少し時間を増やそうか・・・などと主催者側も考えております。

それにしましても、皆様ほとんどの方が初めての水墨画とのことでしたが、とてもお上手なのにびっくりでした。普段から筆に慣れ親しんでいる方が多かったせいでしょうか。

私も後でこっそりやってみましたが、なかなかに難しく辟易しながらも、のめり込んでゆくのがわかる心地が致しました。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。是非ともさらに練習を重ねていただき、いつか研究所にお葉書いただけましたら幸いです。

*次回は10月1日に第3回サンガセミナーを開催予定。禅の祖師、達磨大師についてを知る講座、さらに、元末の中国文人と南北朝時代の禅僧の交流についてを学びます。 
是非ご参加くださいませ! 詳細はこちら。