借景の森の危機 -京田辺・一休寺-

6月頃に参拝し、かの静寂の中、命の洗濯をさせていただいた京田辺の一休寺さん。
なんと、方丈庭園の借景となる裏山が、開発によって失われようとしているのだとか。

150915.jpg民意とは反対ばかりをゆく行政の在り方には心底辟易しますが、辟易ばかりしていられません。一休寺さんが署名を集めておられるようですので、皆さまご協力お願い申し上げます。→こちらから署名していただけます。

失われし借景庭園としては、そのご苦労ご心痛を圓通寺のご住職からも拝聴しましたが、繰り返されてはならぬ事と存じます。
これを決定した人物は、宗教的歴史的な遺産を破壊した者として、子々孫々に伝わる恥ずべき行為に自身が関わるという事実をわかっていらっしゃるのでしょうか。

京都市内でも次々と失われてゆく木々たち。
そういえば、もうすぐ京田辺で上映会があるガイアシンフォニーも、我々にとって無くてはならない樹がテーマ。いつもタイムリーな警鐘を鳴らしてくれるガイアシンフォニーですが、まさに今回も。私自身、上映を楽しみにしていますが、より多くの方に意識を持っていただけるよう、こちらでも宣伝させていただきたいと思います(上映会の詳細はこちら)。
皆さま、それぞれどうぞよろしくお願い申し上げます。