道ばたの職人魂 -インド-

 

151006-1.jpgこの夏はお釈迦様ゆかりの地を参拝する為、インドへと趣きましたが(それはおいおいご紹介したいと思います)、私がどこの国へ行こうと惹かれてやまないのが、職人魂。
インドには様々な手工芸が残っており、現在も各地方で職人魂が息づいていますが、どこの街へ行っても見られる職人魂といえば、屋台なのかな・・・と思うのです。

151006-2.jpgともすれば「お腹を壊すんじゃないの?」と思われがちな屋台ですが、作っている人の仕事ぶりやお店のしつらえなどをよく拝見し、大丈夫かどうかを判断します(自己責任)。

チャイ屋を選ぶ時に忘れてならないのは、今も素焼きのカップが使われているお店でいただく事。他のカーストが使った器を再度使わないというインドならではの理由もありますが、この素焼きのカップを作り続ける事を生業とする人たちもいますし、何より実はエコ。そして私にとってはインドに来た感を味わえるものの一つです。

151006-4.jpg近頃インドが忘れがたく、様々なスパイスを入れてチャイを作り、こっそり持ち帰った素焼きカップで楽しんでいます。

151006-3.jpg主食というよりスナック的にいただくサモサ(小麦粉を練って伸ばした皮に、スパイスを入れて炒めた肉や野菜を三角錐状に包み、油で揚げたもの)やパコラ(ひよこ豆粉のてんぷら)の屋台も多くみかけます。
古い油を使ってはいないかというのが私にとっては一番気になるところですが、味見もさせてくれる上に外国人だからといって高い値段を言ってくる事も無い、職人気質が生きたお店。美味でした。

151006-5.jpg仏跡参拝でインドに行かれる方は多いと思いますが、是非こういった道ばたの職人魂もお楽しみいただければと思います。もちろんインド旅行中はお腹が痛くなる事も無く、快調に過ごさせていただきました。