上司のご自坊からの花が無い時は、研究所周りの空地に生える草花を探します。
何も無いように見えて、意外と色々生えているものです。今朝はこのように。
蓼生ける人も好き好き・・・。どこにでも生えている蓼はこの時期の私の楽しみです。
尊敬する陶芸家・福森雅武先生のお宅に初めてお邪魔した時の事を今も忘れません。
床の間には、酸葉(すいば)が。おそらく明らかにどなたでも「それ、雑草でしょ」と言い、道ばたで見かけても何の感情も起こらないような(ごめんなさい)道ばたの草なのでありますが、その酸葉を生けておられ、私は息をのむほどその美しさにびっくりしてしまったのでした。
→こちらの記事の5枚目の写真。是非ご覧になってみてください。
「散歩をしていてね、ふと美しいなぁと目に入って来たら、摘んで持って帰って生けるのよ」と、こともなげに仰いました。「あぁ、それだけでいいのか・・・」。自身が気づくか気づかぬかだけの問題。
今は家にも蓼だらけです(葉っぱは水引の葉です)。