皆さまこんにちは。
昨日は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所による大きな会議が開催されました。毎年開催しますが、本年は静岡県浜松にあります方広寺さんにて開催されました(写真は浜名湖です)。
臨済宗・黄檗宗15派の本山にて、派を運営するにあたり、主たる業務に携る役職の方々が一堂に会し、特に今回は臨済禅師白隠禅師の遠諱についてを中心として話し合いを行なったわけであります。
和尚さん方が到着されると必ず“到着茶礼”というものがあり、お抹茶一服とお菓子をいただき、さらに会議に入る前に必ず、各派の開山さま(そのお寺を開かれたお坊さん)への報恩の気持ちを込めて、小さな法要が行なわれ、管長猊下におでましいただきご挨拶いただきます。
これはもう和尚様方にとりましては当たり前の事として身に染みついていらっしゃると思うのですが、在家で、以前は企業で働いていた私にとっては何度経験しても当たり前とは思えず、毎回経験する度に感動し、良いものだなぁ・・・と思うわけなのであります。
私の卒業しました大学はプロテスタントの大学でしたが、ゼミの教授が入試部長をなさっていた時に、「入試の始まる前に必ずお祈りの時間があり、担当の教授陣で無事を祈るのです。有難い事に入試で何かトラブルが起きた事が無いんですね・・・」とお話されていたのを思い出します。
目に見えるわけでもない、形にしてはいどうぞと目の前に出せるわけでもないのですが、やはり祈りというものの尊さ、ありがたさ、大切さを思うのでした。
無事、浜松より帰着し、いつもの研究所でのお仕事再開です。
*臨黄合議所の情報は、Facebookでもご確認いただけます。