キチュ・ラカン -ブータン-

キチュ・ラカン

ブータン最古の寺、キチュ・ラカンを訪れた。
言い伝えによれば、チベットをはじめて統一した7世紀のソンツェン・ガンポ王は、それまでチベット全域に大きな力をもっていた魔女の力を封じるために、魔女の体の108のツボにあたる場所におのおの寺院を建立した。(『地球の歩き方 ブータン』より)
ということで、その左足にあたるのが、このキチュ・ラカンらしい。
歴史的に確認できるのは、13世紀頃だそうだ。
こじんまりした小さな村の寺といった感じだが、由緒ある寺だということで、皇太后によって建立された新堂があり、ロイヤルファミリー(とくにお后方)が訪れるらしい。
町の中にある大きなゾンや寺院より、自然いっぱいの村の中にひっそりとあり、姿美しく、とても素敵な寺だと思えた。

bhutan_361.JPG

寺の中庭にはミカンの木が。寒い地であるのにも関わらず、たわわに実ったミカンの実に、ブータンの人達は聖地のパワーがあるからだと言うらしい。