秋の天龍寺で収録

 

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秋晴れの朝、嵐山へ赴きました。

つい先日まで蝉が鳴いていたはずの渡月橋周辺では、木々が既に色づき始めていて……。考えたら今年も残すところあと二ヶ月なのですね。

実は、季刊『禅文化』の1月号で『臨済録』を特集させていただくことが決まり、天龍寺において、天龍寺派管長・佐々木容道老師と駒澤大学・小川隆教授の対談収録をさせていただいたのです。「僧侶と仏教学者がそれぞれの見地から禅の語録を語り合う」という少々異色の対談でしたが、いずれにしても1000年以上前のテクストが生き続けていることの素晴らしさ、それを今まで繋げてくださった方々の存在に、改めて畏敬の念を抱くひとときでした。

詳細をお知らせできるのは、各地で禅刹の庭に紅葉が散り敷く頃でしょうか。先の話をもったいぶった書き方で恐縮ですが、きっとあっという間です。良い形でお届けできるように努めます。ぜひ楽しみにお待ちください。