季刊『禅文化』の238号が、10月25日に発売となります。
今回の特集は、2017年に中興開山・鉄山宗鈍禅師の400年遠諱を迎える埼玉県の名刹・平林寺です。
巻頭は、ご住職の松竹寛山老師による寺史紹介。600年余りに及ぶ歴史を、境内に建ち並ぶ伽藍とリンクさせながらご案内いただきました。どうぞ誌上での境内散策をお楽しみください。
つづいて、関連人物のエピソード、境内を流れる野火止用水の歴史、天然記念物の境内林に生息する動植物についても、それぞれ専門家にご執筆いただきました(史料や図版、系図などを交えてわかりやすくご紹介する工夫をしておりますが、いかがでしょうか?)。
グラビアでは、花園大学歴史博物館で開催中の特別展「武蔵野の禅刹 平林寺 ―伝来の書画名宝展―」展示作品の中から選りすぐった7点を、これも担当研究員の詳細な解説を手引きにご覧いただけます。
野火止用水と仏殿 晩秋の平林寺
読書の秋、本誌を通じてしばし歴史の世界に浸っていただけましたら幸いです。宜しくお願いいたします。