『新装版 雲水日記 -絵で見る禅の修行生活-』

先日もご紹介しました弊所より11月15日発刊予定の、『新装版 雲水日記 -絵で見る禅の修行生活-』。

この書籍の画は昭和30年代に描かれたものです。先日書かせていただいたブログ↑(クリックしてご覧ください)をご覧いただいて、違和感と言いますか、何かお気付きになられませんでしたか???

ヒントはこの写真。って答えですけれど・・・。

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雲水さん、着物で畑仕事?!?!
そうなのです。実はこの当時にはまだ作務着が無かったのです。

私は昔から祖父のアルバム(上写真は祖父の写真アルバムより)をよく眺めていましたので、この着物での畑仕事にさほど違和感が無いわけですが、なんとなく作務着って昔からあるような感覚がございませんか?実はそうでもないのですね。
 
「なんだか短いけれど、それでも着物だとはだけて大変だったんじゃないかなぁ…」などと心配してみたりしていました。

151102-2.jpgなんで畑で集合写真?という一枚。私が生まれる前に祖父は他界しましたので聞けないままに・・・。禅文化研究所で働いていると知ったらどんなにか喜んだ事でしょう!色々と話してみたかったです。

それにしましても、尋常じゃ無い畑の作物の元気良さ!ですね。肥料も自家製ですから、よく育つわけなのでしょう。

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そしてまた・・・、作務(掃除)の休憩中ですか?!妙心寺の三門をバックに。
身内の事を言うのも変ですが、幼い頃より「かっこいいなぁ・・・」と思いながら(私はちょっと変わっていたようです)眺めていました。

当時の雲水さんのまぁキリリとしている事。他にも色々な写真がありますが、個人が特定されてしまうものが多いので掲載は控えます。掲載したらしたで、「うちのじいさんだよ」、「うちの先々代だよ」なんていうお声が聞こえてきそうで興味深くはあるのですが。

僧堂(臨済宗・黄檗宗)での修行生活。現在も、日々雲水さんたちが修行を続けておられます。
是非ともお手にとっていただきたい本です。どうぞよろしくお願い致します。

『新装版 雲水日記 -絵で見る修行生活-』