サンガセミナー 2015年 禅の庭入門講座 -近世近代編-

 

151111-1.jpg午前中は大徳寺本坊をお借りしての座学

11月9日(月)、サンガセミナー追加講座としまして、町田香先生(京都造形芸術大学 日本庭園・歴史遺産研究センター研究員)を講師にお迎えし、禅の庭入門講座ー近世・近代編ーを開催させていただきました。

151111-2.jpg大徳寺方丈庭園を前に先生からの解説が

これは、昨年度に開催した、-室町・鎌倉編-に続くものとして開講。
昨年は、なんと飛鳥時代からどのように庭が変化していき、禅の庭というものが出現したのか、そして禅の庭の初期の庭についてを学びましたが、今回はそれに続いて、江戸時代や、近代の庭への変遷を学びました。

151111-3.jpg大徳寺塔頭 高桐院にて

時代の流れとともに、大いにその気風を取り込んで表現される庭。そして、歴代のご住職によっても姿を変えてゆく庭。変化してゆくからこそとらえ方も難しいわけですが、それでも変化してゆくからこそ面白いのだなぁと感じました。

151111-4.jpg庭の解釈も、もちろん専門家の方々がされる解釈はそれなりの研究結果であるからごもっともとして、観る人それぞれの解釈があっても良いのだ思えました。机上の学びは学びとして、それを知った上で自身の感じるところが尊いのだと思えました。

 

151111-5.jpg東福寺 大方丈無價室をお借りして

今回、追加講座という事で急遽参加者を募りましたが、満員御礼。定員が埋まるご予約をいただきました。
お庭に関心のある方がとても多いようですので、また来年度も何かテーマを考えたり、京都以外の場所での講座を設けられたらなと思っております。
なかなかに慣れぬご案内で、皆様にはご迷惑もおかけしましたが、ご協力ご理解ありがとうございました。
またお目にかかれますように!

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