中興開山鉄山宗鈍禅師400年遠諱記念 「武蔵野の禅刹 平林寺 ―伝来の書画名宝展―」の会期を記念しまして、一昨日(11月18日)、講演会(於:花園大学教堂)が開催されました。
今回は、平林寺住職・平林僧堂師家の松竹寛山老師におこしいただき、平林寺の伽藍や境内について、興味深いエピソードも交えつつ、詳しくご説明いただきました。
最後に設けました質問コーナーにて質問された御方が、以前学長講座で老師のお話を拝聴し、感銘を受けたのだと仰っておいででした。
私もよく覚えています。老師が包み隠さずご自身の悩み苦しみをお話しになられ、修行していくうちに、その悩みや苦しみといったものがどう変容していったのか、詳しく真っ直ぐにお話しになられた時の事かと存じます。
松竹老師は、以前からよく禅文化研究所にはお越し頂いており、ご住職として平林寺を継がれる前は、妙心寺派東京禅センター長として、私どもも「松竹さん」と普通に呼ばせていただいておりました。
さすがに今は、「松竹さん」とはお呼びいたしませんが、それでもその頃とお立場が変われど、全く変わらない松竹老師の人間そのもの。研究所一同いつも有難くお付合いさせていただいております。
この日はさらに、老師より平林寺の新たな写真集(写真展も開催されるようです。詳細はこちら〈PDF〉)と、来年のカレンダーを抽選でプレゼントされ、当選した皆様はたいそうお喜びでした。
そろそろ平林寺さんも紅葉が見頃かと(上は新緑の頃)。是非、埼玉県新座市の平林寺へお運びください。
ついでといっては何ですが、私も大好きな、松平信綱公の生涯が綴られた『知恵伊豆に聞け』(文春文庫・中村彰彦)をお読みになってから行かれると、さらに充実した参拝となること間違いなし!です。
平林寺公式サイトはこちら