以前にも参拝させていただきました、和歌山県・上富田町にあります田中神社です。
是非ともまた参拝したいと思っていましたが、機会を得て、再度参拝して参りました。
前にも書かせていただきましたが、明治の廃仏毀釈の折、隣にある神社に合祀される事が決まりましたが、神域には様々な固有の植物が生息していた事もあり、かの南方熊楠が神林を残す事を強く勧め、氏子達もその言葉を聞き入れ、今にその姿を伝えます。
大自然がそのまま神仏信仰へと繋がっているような地。
熊野の地に南方熊楠のような方が生まれ出でたのも何かの因縁でしょうか、いえ、かの地だからこそ、こういった人物を輩出したのでしょうか。
この日も田中神社はひっそりと……それでも、力強い生命の躍動を感じました。