今日は仏涅槃会の正当ですね。先般2月4日のサンガセミナーでは、大本山妙心寺に伝わる涅槃図をつかって、そして翌日には大分万寿寺で近隣のお寺所蔵のものも含めて三幅の涅槃図を並べて、岡澤恭子さん(長野市長谷寺ご寺庭)に、涅槃図お絵解き講座をお願いしました。
私の自坊では、檀家さん達は涅槃会のことを「ねはんさん」と親しく呼ばれていますが、去る13日に涅槃会を勤修しました。
自坊に伝わる涅槃図は江戸時代のもので、およそ250年くらい経っていると思われますが、彩色は鮮やかで、じつにたくさんの人や動物たちが描かれています。
岡澤先生のお絵解きを何度も聞いて、受け売りまでできればいいですが、それほどの力量がないので、いくつか参考にさせていただいて、絵の解説をさせていただくのが、自坊の近年の涅槃会です。
それでも、絵に興味をもっていただいたり、お釈迦様の生涯に興味をもっていただいたりする檀家さんもおられて幸いに思っています。
ブログ読者の皆さんは、どこかの涅槃会に参詣されたでしょうか。機会があれば是非、涅槃図をじっくりとご覧になるとよろしいですよ。