研究所には、本格的に春がやってくる前、「足音が聞こえてきているな……」という頃の花たちが勢揃いです。
玄関は辛夷の枝もの、椿に山茱萸。
八重の椿も良いですね。
一昨日は満月でした。ちょうどこの徳利(一輪挿しに使っています)は満月に雲がかかったかののごとく釉薬が垂れているのですが、まさにこのような雲隠れにし月で、それは幻想的で美しい満月夜でした。
いただいてよし、飾ってよしの蕗の薹。花部分をちぎって、お味噌汁に散らすと、いっぺんに春の香り。身体も毒出しの為の苦みを喜びます。
研究所の花だよりでした。