おはようございます。

160322-2.jpg皆さまおはようございます。
本日より通常通り、ブログを再開させていただこうと思います。

さて、このお彼岸中、京都では大学の卒業式が多かったのか、まだ着慣れぬスーツ姿の男子学生に、袴や振り袖姿の女子学生を多くお見かけしました。
梅・桃・桜に雪柳と、大地いっぱいに満ち満ちてきた春が、晴れやかなその姿にエールを送っているかのようでした。

当たり前のように毎日眺めていた景色も、「もう今後見る事は無いのだな、ここに通う事はないのだな」と意識した途端に、まったく違って見えたりして、如何に毎日意識をせず暮らしていたのかを知る事となります。

そう思うと、人間は必ず、誰一人間違い無く、死を迎えます。
死を意識すれば、毎日のかけがえの無さに気付かざるを得なくなります。
「必ずや死ぬ」という事を、忘れてはいないかなぁ……と改めて自分に問うたお彼岸でした。

 
160322.jpg禅の世界では、祖師方が口をすっぱくされ、大慈悲をひっさげて、本来の自己とは何であるかをみつめ、究明せよ、この限りある命を精一杯生き、一瞬一瞬に生きよ。と叱咤激励してくださっています。
とんでもない親切な御教えなのだなぁ…と思うわけです。

やはり、かけがえのないこの教えの近くにいる事は、人生で間違いの無い選択の一つだなぁ…と思いながら、今朝の雲一つ無い空を見上げました。

さて、本日より遠諱記念企画・スペシャルリレーの受付が始まっております(こちらよりどうぞ)。
ご来場、心よりお待ち申し上げております。宜しくお願い致します。