相国寺東京別院

おはようございます。

先日こちらでもご紹介させていただきました「禅と能」についての対談。
相国寺東京別院を舞台に、素晴らしいお話が繰り広げられたわけですが……。

私のように、普段京都に住まいし、ストレスの全く無い自転車通勤をしている者にとっては、東京というところは正直駅に着いた途端に、人と物の多さと殺伐とした空気に辟易します。
さらに、品川から渋谷へ移動して…と、なかなかに通勤の人々で混雑した中到着しました、東京別院。

ビルばかりのコンクリートの中にあって、元のお屋敷時代から残る灯籠や庭の木々、木造建築から香る杉の木のかおり。心身がすーーーーっとし、その後どっしりと落ちついてゆくのを感じました。

160402-1.jpg昨今、宗教色というものを毛嫌いして、それをそぎ落とした結果の産物をよく見聞きしますが、“都会のオアシス”などという言葉では到底追いつけない(表現できない)ようなその佇まいは、やはりここがお釈迦様から連綿と続く教えを元に、己と向きあうべく存在する禅寺であるが故だろうと思うのでした。

月に2回、京都より管長猊下と僧堂の老師がいらして、提唱と坐禅会が開催されています。
スケジュールはこちらをご確認ください。