皆さまおはようございます。
昨日のブログにて、4月12日より京都国立博物館にて、特別展「禅 ―心をかたちに―」の展観がはじまりました事はご報告致しましたが、その開催期間中に行なわれます、禅寺一斉拝観についてご紹介です。
展観期間(平成28年4月12日~5月22日)にあわせて、京都市内を中心に、数多い本山をはじめとした禅宗寺院(約60ヶ寺)で通常非公開の寺院や寺宝の特別公開、坐禅会や写経体験・法話など、期間中に特別な催しが一挙に開催されます。
また通常公開寺院においても、期間中スタンプラリーなどを実施予定です。スタンプが1つでも押されたものを京都国立博物館にお持ちいただきますと、入館料が200円引きとなります。さらに、スタンプを集めて応募いただきますと、抽選でプレゼントも。
期間:平成4月12日(火)~5月22日(日)
上記期間は、「そうだ 京都の禅寺へ行こう!」ということで、宜しくお願い致します。
公式サイトはこちらからどうぞ。
私自身、研究所でお仕事させていただいている御縁から、様々な禅寺に出入りします。
あの無駄の無い伽藍や庭の美しさ、隅々まで掃除が行き届き、空気まで引き締まっているような空間は、ほんとうに何度お邪魔したお寺さんでも、毎回毎回感動するものです。
はてさて、遠諱を記念して禅寺を一斉に公開して、どういう意味があるだろう?!
などと考えたりしたものですが、私が意味や意義を考えるのではなく、訪れた皆様が何らかご自身の内に感じ取っていただけたら良いのだなと思いました。
本山を歩いていてさえ、「このお寺何宗?」などというお声が聞こえて参りますので、聞き慣れない遠諱(おんき)という言葉や、臨済宗の宗祖・臨済禅師とは?! 日本の臨済宗中興の祖と言われる白隠禅師とは?!など、簡単に説明させていただいたパンフレットなどもご用意してみました。
この一斉拝観によって、何らかの良き御縁が生まれると良いなと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
*写真 上は東福寺塔頭退耕庵・下は同じく東福寺塔頭勝林寺 です。