皆さまおはようございます。
遠諱関連のごあんないが多くなっておりますが、本日は禅文化研究所からのご案内です。
平成25年度より開催致しておりますサンガセミナー。
今年度は10講座を設けまして、現在パンフレットを鋭意作成中。近々ネット上でもご案内させていただきたいと考えております。
本日は第1回目の講座を少しご紹介。
お日にちは6月14日(火/友引)。迫ってきております……。
この日は僧侶限定の講座を2つ(先にご予定に入れておいていただきたく)。
ヨガ講座と、お墓についての法律の講座です。
【僧侶限定ヨガ講座】
ヨガにつきましては、私の師匠・伊藤加奈子先生におこしいただきまして、法輪寺(だるま寺)さんをお借りし、上写真のお庭前でアーサナ(ヨガのポーズ)に取り組んでいただこうと考えております。
お釈迦様もなさっていたと伝わるヨガ。御関心をお持ちの方は多いと思うのですが、なかなか町の教室に体験レッスンには行きづらいかと存じます。
私が初めて先生にヨガを教わった時は、帰り道に通り抜けた京都御苑の木々がいつもとは違って、より一層キラキラ輝いて見えて、目の前の霧が晴れたような心地がしたものです。
さらに、「あれ、ここも私の一部分だったのだ…」などと、当たり前すぎて普段意識しない身体の一部分に、呼吸をしながら意識を向けるという事の新鮮さに、感動を覚えたものです。今も記憶に新しい、印象深かった初めてのレッスン。
私自身、修行をされてこられた僧侶の方々が、一回のレッスンで得られる感覚や気づきというものに関心があります。
老師方にも、一生坐り続けたい…と、ヨガをなさっている方々がいらっしゃいます。
ヨガが初めてという方大歓迎です(もちろん、素晴らしい先生におこしいただきますので、経験者も歓迎致します)。
心と身体の相関を深くとらえて「坐」にゆきついたインドの叡知を垣間見てはみませんか?
【お墓の法律 -墓と葬送のゆくえを考え、寺院の役割を考える】
こちらは、おなじみ行政書士でもあられる田口誠道師(臨済宗妙心寺派・長昌寺住職)をお招きしての開催。
核家族化が進み、永代供養を望む人が増える昨今。
避けては通れぬお墓の問題について、また、お墓の問題と切り離せない葬送の問題について、法律上のあれこれを教わりつつも、そこから、今後の寺院、僧侶が、どのように墓や葬送の問題と向き合ってゆき、皆さまに仏教の素晴らしさを伝えられるかという可能性を探る機会としたいと思います。
ある日のご講演で、臨済僧堂の阿倍宗徹老師が、「葬式仏教、葬式坊主などといわれるが、葬式坊主なら葬式坊主でいいではないか。しっかりと葬式をしてさしあげる坊主になればいいのだ」というようなことを仰ったことがあります。
しっかりと葬式をする、お経を唱える、供養をするという事は、なまなかな事ではできないのだと思うのです。
在家の者は、お経の意味や儀式の意義などがわからずとも、きちんと見ているものです。
身近な人の死にどのように向き合うのか、そこから何を学ぶのか、墓や葬儀の事を通して仏教の智慧を伝えられる事もあろうかと存じます。
6月14日、この2つの講座は僧侶の方限定の講座です。
その後は一般在家の方にもご参加いただけるような講座も設けております。
ご参加、お待ち申し上げております。