サンガセミナー 僧侶限定ヨガ講座 ご報告

160616-1.jpg6月14日(火)午前、今年度初となりますサンガセミナー、僧侶限定ヨガ講座を円町の法輪寺さん(達磨寺)をお借りして開催しました。

前日は大雨、当日は明け方に苔を湿らす程度の雨が降り、お庭の緑も潤い深く、またとない環境での時間となりました。

160616-2.jpg最初に、今回講師をお願いしました伊藤加奈子先生からお話がありました。

そもそも、ヨガのアーサナ全てが、最終的には“坐る”為にあり、また、アーサナとは、ヨガの聖典とされる、パタンジャリのヨガ・スートラによれば、「ゆったり、安定した姿勢」と定義されています。

様々なアーサナがありますが、この定義から、どのように取り組めば良いのかがわかります。
そして、アーサナ一つ一つに真摯に取り組んでゆくと、長時間同じ姿勢で安定して“坐る”ことができるようになるというわけです。

160616-3.jpg今回は、修行経験のある僧侶の方ばかりということで、既に坐る事には一般の人よりも理解と経験があるわけで、さらにそれを深める、あるいは、お寺での坐禅会の前にヨガを取り入れるきっかけとして、一度体験していただく為に、この講座を設けてみました。

160616-4.jpgチャイルドポーズ。休憩のポーズですが、なんでしょうか、僧侶のみなさんがこれをすると、三拝のようで……(すみません)。

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約2時間。たっぷりと身体を動かし、緊張と弛緩を繰り返し、酸素と血液が体中を巡る感覚を得て、最後にはシャバアーサナ(死体のポーズ)を。
やはり、身体と呼吸に意識を向けた後は、お庭の緑もさらに輝いて見えるのでした。
アンケートからも、皆さま充実した時間となられたようです。
ご参加いただき、誠にありがとうございました。

明日は午後からのお墓の法律講座について、ご報告致します。

その他の講座、受付け中です。
7月には傾聴講座と、仏教とも関わりの深い香りについてを学ぶ講座を予定しております。
詳しくはこちらからどうぞ。