柳生の里 -天石立神社-

天石立神社

巨石を御神体とする、天石立(あめのいわたて)神社を訪れた。
少し汗ばむような陽気の日、この神社へと続く道は頬をなでる風がひんやりとして心地よい。
鬱蒼とした木々の中を進んでいくと、ゴロゴロと巨石が・・・。
四つの巨石の総体を、天石立神社と呼ぶ。
伝承では、高天原にて手力雄命が天岩戸の扉を引き開けた時、力余ってここまで飛んで来た扉こそまさにこの巨石なのだそうな。

御神体

昔からの日本人の血がそうさせるのか、巨石・巨木などを見るとどうしても「神が宿っているに違いない」と思えてくる。 その岩の前にしめ縄にて結界がはってあると、より一層犯しがたい神聖な場所だと思える。

一刀石

またこの辺りは、柳生家の修練の場とされており、柳生石舟斎が天狗と間違えて一刀両断にしたと伝わる一刀石も。