先日はサンガセミナー【香りを知る】講座のご案内をさせていただきました。
本日は同日に開催する【傾聴講座】のご案内です。
僧侶の大きな役割の一つに、“人の話に耳を傾ける”という事があると思います。
悩んでいる人間も、ほんとうのところ、自分がどうしたいのかがわかっていたり、答えが出ていたりするもので、話しているうち、聴いてもらっているうちに解決する事も大いにあり得ます。
心理学者・河合隼雄先生の逸話としてなるほどと思いましたのが、深い悩みを持つ者が、先生と話しつつ一緒に御所(京都御苑)を散歩していただけで悩みが解決していたというもの。
“聴く力”とはいったい何なのでしょう。
聴く人自身の資質や人生経験なども大きく関わるのでしょうが、コツというのもあるのではないでしょうか。
今回は花園大学学長の丹治光浩先生におこしいただき、カウンセリング技法の一つとしての訊く技術、応える技術を通して傾聴の本質と日常生活への応用を学びたいと思います。
もちろん、僧侶のみならず一般の方もご参加くださいませ。
“聴く”といえば、職業関係なく、家族や同僚や恋人、友達との人間関係全てにおいて関わってくる事で、関係の無い人は存在しないくらいです。
御関心ある方は是非。
日時:7月20日(水) 10時~12時
場所:京都円町駅近く 法輪寺(だるま寺)
受講料:4,000円
*お申込みはこちらからお願い致します。
講師:丹治光浩◆(たんじ・みつひろ/花園大学学長)
1956年、兵庫県生まれ。浜松医科大学医学研究科修了後、国立療養所天竜病院、メンタルクリニックダダなどで児童精神科臨床に従事。2000年より花園 大学に奉職。助教授、教授を経て、2015年より現職。臨床心理士・医学博士。主著に『心理療法を終えるとき』(北大路書房)、『失敗から学ぶ心理臨床』 (星和書店)、『中学生・高校生・大学生のための自己理解ワーク』(ナカニシヤ出版)など。
*写真は雨上がりの京都御苑