私の修行僧堂の師家であった梶谷宗忍老師(1914~1995・相国寺派前管長)の墓参に行ってきた。
墓は平成8年1月に一周忌を迎えるにあたり、相国寺から分骨して老師の生誕地である大分県佐伯市西野浦に建立されたものである。
大分には仕事の関係で何度も訪れているが、これまでなかなか足を運ぶことができなかった。今回は、修行時代の先輩にあたる方の新忌斎(49日法要)が佐伯市の寺院であり、法要後、参列した会下(僧堂OB)の方の呼びかけで実現した。
墓は入り江から山麓にかけて建ち並ぶ集落のはずれにあり、生家の墓の隣りに建てられている。
皆で線香を手向け大悲呪一巻を諷経。会下と共にお参りしたからか、僧堂を出て数十年が経つが、当時の自分に戻った思いがした。