鎌倉日帰り行

今、禅文化研究所と臨黄合議所ですすめようとしている、禅芸術の文化財など宝物のデジタルアーカイブ化という大きなプロジェクトがある。
臨済宗や黄檗宗の各本山を中心に所蔵されている宝物等の写真と目録を整備するという、禅文化研究所にとっても、とてもやりがいのある大切な事業だ。
その説明に各本山をまわっている不肖であるが、28日金曜日には、鎌倉の建長寺に出向き、建長寺と円覚寺の両本山の御担当者に説明に伺ってきた。

北鎌倉の駅


朝から新幹線を利用して、JR横須賀線の北鎌倉の駅に降り立つと、すごく涼しい風が吹いていて、京都よりだいぶ涼しい。海からの風が、緑の山あいを通って吹き込んで来るからだろうか。

建長寺

北鎌倉の駅から歩くこと約10分。鎌倉五山の一、建長寺に到着。
夏休みということもあるのか、子連れの観光客や、外国人の姿も多く見かけた。
円覚寺のご担当者にも建長寺まで来ていただき、約2時間足らずの説明を済ませて、よい感触を得て帰路に向かった次第。
ホントはもう少しゆっくりと散策でもしたいところではあるが・・・。
ところで、帰りに北鎌倉の駅のホームでふと気がついた。なんてホームが長いのだ?

長いホーム

JRの駅で一番ホームが長いのは、京都駅の0番ホームだというけど、実は1本の乗り場としては正確ではなく、特急「はるか」の止まる30番ホームと一緒にしてのことだと思われる。
それよりは、このホームの方がとても長く感じた。
それに到着した電車の連結数をみたら、なるほど、ホームが長い必要があるのだ。
それに比べて駅舎はとても瀟洒というか簡単なもので、いかにも北鎌倉という雰囲気なのである。
私が日々通う京都嵯峨野線の駅は、駅舎が立派なのにホームが狭かったりして、毎日利用する私たちには優しくない。
京都に帰り着くと、土砂降りの雨と、むんとした蒸し暑さが待ち構えていた。
(E.N. wrote)