臨黄合議所では、臨済禅師1150年遠諱を記念して、訪中団を組み、中国石家荘正定にある臨済塔のある臨済寺で日中合同法要を行ないました。その準備のために法要団の到着する2日前の9月4日から、遠諱旅行部会の部員さんたちとともに、事務局として禅文化研究所の我々スタッフ数名は関空をたち、現地に向かいました。
関空から北京空港の飛行時間は短いのですが、北京空港から石家荘のホテルまで、330kmの距離をマイクロバスで移動。ほとんど高速道路なんですが、北京市内などの渋滞のため、約6時間もかかるのです。
前回、訪中したときから比べると、街中には電動バイクばかりになっていて、少し驚きでした。環境問題の影響で国が主導しているのかも知れません。
到着するや、すぐに中国受け入れ側で中心となっていただいている柏林寺住職の明海法師(右の茶色い法衣の方)や事務局の方々との打ち合わせ。こちらの要望に対して、若い明海法師がテキパキとスタッフに指示を出していかれる様子は力強い限りでした。
日本からの訪中団が宿泊する石家荘ヒルトンホテルは、都市化が進む石家荘でもひときわ目立った高層ビル。フロントは31階にあります(下層階はテナントのようです)。
合同法要は7日。あと2日の間に、いろいろ詰めていかねばならないことがあり、我々は夜遅くまで打ち合わせを行なってようやく眠りに落ちたのでした。(つづく)