合同法要の準備段階二日目。
まずは、石家荘ヒルトンホテルの真向かいにある、河北博物館へ。
こちらでは、今回の遠諱法要にあわせて、日中の禅僧および中国書家による墨蹟展が開催されます。7日の合同法要の午後には、テープカットセレモニーが行なわれますので、展覧会場と共に、その打ち合わせにいきました。
まことに立派な建物です。通訳でお世話になっている禅文化研究所の研究員でもある李さんによれば、ただ残念なのは、文化大革命により重要な文物が棄却されたため、展示するものが少ないのだとか。どこの国でも箱物はともかく、内容を充実させるのは至難の業のようです。
展示会場の入り口には、展覧会の大きな掲示が。ところがなんと、その展覧会名のタイトル、日本語表記がとてもおかしな日本語になっていたのです。おそらく、翻訳ソフトでも使ったのでしょう。さっそく修正を依頼し、李さんと私は博物館の日本語の打てないパソコンを借りて、臨黄ネットから文字を探し出し、なんとか、修正データを作ったのでした。
午後からは、合同法要を行なう臨済寺へ。個人的にも初めて訪れたのですが、以前も来た事のあるスタッフによると、もともとは臨済塔のみがあって、回りはほとんど何もない状態だったそうで、こんなに立派な寺院になっているのは驚きだとか。
オレンジのベストを着た臨済寺のスタッフの人たちも一所懸命に働いています。
法要の会場となるのは、臨済塔正面からいうと左側になる広場ですが、こちらでは法要の準備が少しずつ進められていました。
臨済寺側の調整をしていただいた明諞ィ法師を中心に、臨済寺のスタッフ(ボランティアも多いらしい)と法要の打ち合わせを入念に行ないました。
(つづく)