まもなく訪中団が到着するという連絡が入ると、臨済寺住職の慧林法師や明諞ィ法師法師をはじめ、臨済寺の僧侶、信者さんたちが列をなしてお出迎えに立たれました。
南禅寺派管長をはじめ各派管長や老師方につづき、訪中団が大型バスで続々と到着です。
到着された一行はただちに会場へ入っていただきました。ただ、お天気が良すぎて、直射日光のあたる場所は、法衣を着ての待機はなかなかの修行でした。
ところで、この写真、建物の屋根の上にはしごで登って撮影したのです。なにしろ会場がよく見渡せるんです。
合同法要がはじまると、まず、日中の主要参列者のご紹介ののち、中国仏教協会副会長の演覚法師と、臨済寺住職の慧林法師、日本側からは団長の南禅寺派管長中村文峰老師が代表してご挨拶をされました。
つづいて、両国の主要参列者が真前に献花をされます。
各派管長や老師方、そして各派総長方により、美しい白百合が献花されていきました。
いよいよ法要の開始です。まず最初に中国側の僧侶により読経が行なわれました。中国音での読経ですので詳しくは分からないのですが、般若心経の冒頭「パンニャーパラーミータ」は確認できました。
そのあと、続いて、日本側の法要です。中村文峰老師の香語のあと、大悲呪一巻を読誦いたしました。
法要が終わる頃、ブーンと大きな蜂が飛んでいるような音がするので空を仰いだら、中国側はドローンを飛ばしての撮影もしていたようです。
法要が終わって自由参拝。法要中は長時間暑い中に座っているだけだった訪中団も、各々、臨済塔正面で献花したり焼香したりして参拝をされました。
その後に再び法要会場にての団体写真。約300名の集合写真はかなりの圧巻でしたが、中国側がとても不思議な撮影機器をもっており、パノラマ写真を撮ってくれました。
正式な集合写真は、臨黄ネットの遠諱専用ページにて公開するとして、ここでは、その直前の様子を。
無事に合同法要は円成し、この後、答礼昼食会、日中合同墨蹟展、柏林寺参拝と、過密スケジュールは続きます。
(つづく)