先日、近隣の寺で新住職を迎える入寺式があった。この寺は一時期私も看護を務めたことのある寺で、前住職が遷化されてより20数年間ぶりに正式な住職が就任することになった。
寺院の後継者不足はどの宗派でも共通の問題である。檀家数が少なく経済基盤のない寺院の後継は難しく、また、住職資格の条件に専門道場での修行年数が必要な臨済宗ではハードルが高い。
そんな中、ようやく迎えることができた住職に、参列した檀家さんも安堵されていることだろう。
新住職も既に地元での法務をこなしていることから、檀家さんとも終始打ち解けた様子であった。
住職と檀家、協力し合って地域の中心となる寺を目指して、盛り立てていただきたいと思う。