東京国際ブックフェアが終わりました

去る9月23日~25日の秋彼岸後半の3日間、東京ビッグサイトにて、「第23回 東京国際ブックフェア」が開催され、ご案内しておりましたとおり、弊所もブース出展いたしておりました。

初日の10時前には、秋篠宮殿下夫妻を中心にしてテープカットが行なわれました。

 _MG_9042.jpg

おかげさまで、3日間通して4万人強の来場者があったようで、弊所ブースにもたくさんの方にお立ち寄り頂きました。

_MG_9052.jpg臨済禅師1150年・白隠禅師250年の両遠諱を記念して、臨黄合議所も共同での出展でしたので、10月から東京国立博物館で始まる特別展「禅 -心をかたちに」のパンフレットも配布しました。また新刊をはじめ、禅文化研究所の刊行物のほとんどを展示し、約2割引で販売をさせて頂きました。

_MG_9054.jpg6年ぶりに出展をいたしました感覚としては、以前と比べて、「禅」そのものに興味をもたれる方が増えたようでした。ご自由におとりくださいとおいておいた「鎌倉大坐禅会」のパンフレットも早々になくなってしまいました。

_MG_9057.jpg遠諱の記録写真をテレビ画面で流す、パネル写真展も、立ち止まって最初から最後までご覧頂いている方もありました。

愉快だったのは、高校時代にやたら目にした「赤本」。これを制作販売されている教学社さんのブースが目の前。三日間、目の前が真っ赤っかでした。

2016-09-23-10.15.jpgまた隣には、弊所と同じ京都からの数研出版さん。チャート式で有名ですよね。こんなTシャツを作って販売されていました。文系だった私はこんな計算に再三泣かされたのでした。

2016-09-23-17.31.jpg

そして、斜め前にはイスラム教の団体「日本アハマディア・ムスリム協会」。「イスラム教は、テロをたびたび行なっているイスラム国とイコールではない。本当のイスラム教は安全と平和を祈っているのだ」と、熱心に布教されていました。

私も直接お話をしたのですが、「私は仏教徒も尊敬している。なにもイスラム教と仏教で大きな交流シンポジウムをする必要も無い。私と仏教者のあなたが、ただ一緒にお茶を飲んでいるのを人が見るだけだけでいい。それだけで私たちは手をつないで世界の平和を祈っているというアピールができる」と言われていたのが印象的でした。

2016-09-24-17.42.jpg本来はブックフェアですから、本の見本市なのですが、こういった楽しい交流もできるのです。三日間、慣れない立ちっぱなしで脚も腰もクタクタにはなりましたが、いろいろな意味で有意義であったと思います。

また出展する機会がありましたら、どうぞお立ち寄り頂きますよう。とくに高額な専門書などは2割引でおもとめいただけますからお得です。