秋も深まってきました。というより、もう冬の入り口ですね。
各地の専門道場の多くでは、雲水殺しの異名をもつ「臘八大摂心」の真っ最中。今年3月の遠諱報恩大摂心に参じた雲水達も、歯を食いしばって坐っている事だろうと思います。
さて、柿の実は、年によってよくできたり、あまりできなかったりすることがあるようです。今年は自坊のまわりの柿の木々にもたくさんの実ができたようです。
檀家さんからも渋柿をたくさんいただきました。そこで、老母がせっせと皮むきをいたしまして……。
どうでしょう。100個はくだらなかったかと思います。ひもで括って、干し柿にいたしました。
自坊の鐘楼に竹竿をかけて、そこにずらっと干し……。
干し始めたら、2~3日に一度、揉んでやらないと、甘くならないのだそうです。今年は雨が多いので、カビに気をつけないと、せっかくの苦労が水の泡です。
さてじつは、写真はありませんが、このたくさんの干し柿は、すでに真っ黒で美味しそうな干し柿になっています。
そして、少し木に残しておいた柿は、鳥たちがおいしそうに頂いているようです。