大徳寺のお隣にある、「あぶり餅」で有名になった感のあるこの今宮神社。
修学旅行生やその他観光で来ている方の中には、あぶり餅だけを食べて神社にはお参りもせずに帰る人がいるほど・・・。確かに、あぶり餅にも疫病祓いの御利益があると言いますが、お参りもせず食べるだけ食べて帰るという事に後ろめたさを感じる気持ちが、今の日本人には無くなって来たのでしょうか・・・。
神社の大木と神殿の美しさ、流れる空気を味わって欲しいと思う今日この頃です。
この今宮神社は、疫病除けに御利益がある神社で、境内にある「阿保賢(あほかし)さん」という石は、
別名「神占石」とも言われており、身体の悪いところがあれば、この石にお祈りして悪いところをさすると回復すると言われています。また、有名なのは、下記のとおり。
(1)「阿保賢さん」を三回軽く叩く。
(2)「阿保賢さん」を持ち上げてみると、重くて持ち上がらないそうな。
(3)次に願いを込めながら、三回優しく撫でる。
(4)再び「阿保賢さん」を持ち上げてみる。軽々と持ち上げられれば、願いは叶うそうです。
また、毎年4月に行われる「やすらい祭」は疫病除けの祭で、太秦の「牛祭」、鞍馬の「火祭」とともに「京の三奇祭」の一つとされています。
さて、あぶり餅ですが・・・京都では古いお家では二軒あるうちのどちらのお店に行くかは、代々決まっているそうです。皆さんはどちらがお気に召しますでしょうか・・・。