新年度が始まりましたが、今年はここに至るまで手帳を買いそびれたままです。
気に入ったものを探しつつ、間に合わせのつもりで某百貨店のノベルティを使っていましたが、「もうこれでいいか」という気になってきました。
「これでいいか」というと語弊がありそうですが、使用に何の支障もない。いや、むしろたっぷりの余白は、書き散らかし型の自分にとってありがたいくらい。どのページもパタンと180度開きますし、硬めの表紙のお陰で台が無い場所でも書きやすく、また裏移りしない紙もノンストレスです!(さらには栞紐つき)
……いいこと尽くめではありませんか。間に合わせのつもりが、後からどんどん良いところが見えてきたというわけです。こんなに素晴らしい製品なのに、「所詮ノベルティ」という先入観にとらわれていたのですね。勿体ない話です。だいたい、何の根拠があって「所詮」なのかと。そんな自分も恥ずかしい。
同時にハタと思いました。「これって、持ち物に限ったことではないかもしれないなあ」。人生は選択と判断の連続とはいいますが、自分の勝手な思い込みで目の前にある素敵な物事を見逃さないようにしたいと、あらためて手帳を眺めています。