三室戸寺の紫陽花

三室戸寺 本堂

西国観音霊場第10番札所、三室戸寺を訪れた。
どなたでも、あじさいの寺としてこの寺の名前はご存知であろうと思う。
ただ、その寺の縁起となると私も全く知らなかった。
実は本山修験宗の別格本山だそうな。約1200年前に、三室戸寺の奥、岩淵より出現された千手観音菩薩を御本尊とし、光仁天皇の勅願により創建されたとの事。
天皇・貴族の崇拝を集め、霊像の霊験を求める庶民の参詣で賑わった・・・との事であるが、はてさて、はるか昔の賑わいと今の賑わい、その人の心の内はどのように変化しているのでしょうか。

本堂前の蓮

本堂の前には宝勝牛という牛の像があり、その牛がくわえている牛玉の観音様に触れると、勝運や病気平癒に御利益があるそうで、牛玉を触る為に長蛇の列が!!! あじさいばかりが人気なのかと思えば、この御牛様も大人気。やはり昔も御利益を求める人で賑わっていたのだろうか・・・。

一万株の紫陽花が咲き誇る

本堂のお隣にひっそりとした建物があり、そちらへ行くと実は宝物殿で、入山料とは別に300円払って、重要文化財である釈迦如来立像・毘沙門天立像、また観世音菩薩坐像・浮船観音・古い古い曼荼羅など、古い物は平安時代の物であるという像を拝む事が出来る。悲しきかな嬉しきかな、こちらは非常に空いていて、じっくり拝む事が出来た。

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ハート型?!の紫陽花発見。