正受老人と白隠

 

正受老人と白隠_poster.jpg

若き白隠は越後高田で修行中、遠寺の鐘声を聞いて大悟されたと自ら記しておられます。しかしその後、信州飯山に向かって道鏡慧端禅師(正受老人/1642~1721)の膝下に入った白隠は、その境地を徹底的に叩きのめされ「穴蔵禅坊主」とまで叱咤されました。しかしその後、徹底した修行の中で、難答難解の公案がからりとわかった白隠は、今の世に「臨済宗中興の祖」「五百年間出」といわれる、日本において欠くことのできない偉大な禅僧となられました。

正受老人のおられた正受庵は、今も飯山の地にひっそりと残っています。臨済宗において聖地ともいえるかもしれません。

この飯山市で、平成29年8月19日土曜日、白隠禅師250年遠諱を記念して「正受老人と白隠 -悟りを超えた白隠さん-」と題した講演会が、臨済宗妙心寺派の主催により開催されます。

講演者は、前・禅文化研究所所長の西村惠信先生です。

飯山というところは、現代に至っても行きにくい土地でしたが、北陸新幹線の開通により東京からなら1本で、関西からでも富山経由で簡単にいくことができるようになりました。
会場は、北陸新幹線「飯山駅」から歩いて5分の「飯山市文化交流会館なちゅら」。お盆明けの土曜日です。入場も無料。
おちかくの方はもちろん、この機会にちょっと脚を伸ばして正受庵へのお参りもどうぞ。

パンフレットはこちら(PDF)からご覧頂けます。