残暑お見舞い申し上げます。ことさら暑いお盆明けですね。
この夏、初のイタリア旅行をして参りました。普段からイタリアンは好きでよく食べるのですが、本場には行ったことがない私でした。今回は行き先をローマとフィレンツェだけにしぼり、町中が美術館だといわれるその街並と、カソリックの聖地であるヴァチカンに行ってこよう、そして、美味しいイタリアンやワインにも巡り会えたら……という旅。
夏の気温は日本とほとんど変わりませんが、体感的には、朝夕は日本より涼しく、日が昇って照りつけると、日向は誠に暑いといったところ。ただ、帰国後に改めて感じたのですが、湿度が高くなかった分、日本の方が非常に蒸し暑く感じました。あちらではオープンカフェやリストランテがありますが、日本であんなことは耐えられまいと思った次第です。
初日は、ローマ・テルミネ駅近くのホテルから、カメラを持ってふらふらと街並を散策。さっそく修道士さんに遭遇。
タイトルにもあるように、ローマの街は10cm四方の正方形の石畳が印象的。そして立ち並ぶ建物はどれも立派で美しいのです。テレビで観たことももちろんあるのですが、実際に来てみるとさらに圧巻です。
そして、遺跡も多く、こちらは「トラヤヌスのフォルム(Foro Traiano)」という遺跡。古代ローマ時代の遺跡です。日本ではまだ弥生時代。こちらでは、こんな巨大な建物を建てていたのですね。その近くにあるのが、このコロッセオ。映画でも観られたことがあるかと思います。
罪人達どうしを戦わせたり、猛獣と戦わせ、それを観戦していたといいます。古来から人間は、ひどいことをしてきたのですね。
コロッセオの入場チケットを買うのに、1時間近く並んで買い求めました。ローマパスというチケットが観光センターで販売されていて、博物館や美術館の入場券、市内の路線バスなどに乗ることができるこのローマパスを事前に買っておくと、こういうところにも優先的に入ることができ便利です。私も買おうと思ったのですが、販売所が開くのが10:30と遅く、並んでいる方が早そうなのでやめました。
コロッセオは少しずつ補修も行なわれているようです。不思議なもので、遥か古代の魂がそこらじゅうにいるような感覚を覚えました。
そして、そのあとに訪ねたのがこれまた有名なパンテオン神殿。
多くの人が来場していますが、ここは無料です。天上のトップライトに注目。このあと他の場所でも感じましたが、イタリアの宗教施設は、こういった太陽の光の取り入れ方がとても美しいのです。日本の寺院にはないものです。この光を見るだけで、非常にスピリチュアルな感覚がさえてくる気がします。
午後からはいよいよヴァチカンへ。
つづく