カソリックの聖地、そして石畳の街イタリアへ その4

 

_MG_4657.jpgゆっくりと時間があれば他の方法も考えたのですが、なにしろ短期間の旅。ローマからフィレンツェへは、トレニタリアの高速鉄道を利用しました。快適だったこともあり、また疲れもあって、途中の景色をみるまもなくあえなく爆睡しているうちに、あっというまにフィレンツェに到着です。

フィレンツェには有名なウフィツィ美術館があります。教科書で見覚えのある絵画がたくさん、それも手が触れられるような間近で観ることができます。日本の美術館のように、作品にスポット照明を当てたりして、いかにも銘品!というような手段は決して使っていません。とてもフラットな光の中で作品を味わうことができるのが印象的でした。

たとえば、こんな絵は皆さんも見覚えがあるのではないでしょうか。

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_MG_4681.jpgillustrator Ver.10のユーザーの方なら見覚えがおありになるでしょう!

あまりに多くの名画がありすぎて、それに、とても広いがために、満腹感があります。時間があれば、回数を重ねて観に行きたいところです。

そしてウフィツィ美術館からは、かの有名なベッキオ橋を俯瞰してみることができます。この景色、フィレンツェの中で一番好きになりました。

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フィレンツェはローマと違って小さな町でほとんど歩いて回ることができます。それと道路も狭く、一方通行が目立ちますので、あまりタクシーやバスで動き回る必要もありません。なにやら、京都の中心部にいる感じですが、街並はやはり石造りで美しい。道路の石畳の石の形はローマの正方形とは少し違いました。

それから、ローマでもそうだったのですが、カソリックの聖地イタリアでは、時間に合わせてか、しょっちゅう、教会の鐘が「ガラーンゴローン」と街中に鳴り響きます。

それを聞きながら歩いていたのですが、ふと思いました。近頃、日本では除夜の鐘さえも迷惑だと言われてやめなければいけない寺院があります。イタリアではそういったことはないだろうなぁ。誰も教会の鐘の音を五月蠅いなどといわずに、この音と共に生きているんだろうなぁと……。日本人の心はたいそう貧しくなったように思えてなりません。

さて、先ほどのベッキオ橋の上に行ってみました。なんと宝石店街なのです。

_MG_4740.jpg猛暑日にも関わらず、多くの人がウインドショッピングを愉しんでいました。

街を探索していると海外旅行好きな友人からLINEが。ご当地マグネットを探してみて、あったら写真を撮って欲しいと。思いもしていなかったのですが、旅に出たらそういうものを探しているんですね。そこで少し気にしていると、ありましたありました。

_MG_4755.jpg_MG_4756.jpgいかにもイタリアっぽい! これを見つけたときに買っておけばよかったのですが、翌日訪ねてみると、なんと、そのお店は休業してしまっていました。まことに残念。

そういえば、イタリアといえばピノキオも有名でしたね。

_MG_4762.jpg今日はここまで。あともう少しだけイタリアの旅にお付き合い下さい。