季刊『禅文化』246号発刊のお知らせ

 

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禅者が、自身の辿りついた境涯を表現したともいわれる禅の庭。古来禅僧たちは、空間芸術にまで昇華されたこの「禅の境地」に、どのような意識をもって対峙してきたのでしょうか。

今季の季刊「禅文化」は、新旧の禅庭と、そこに携わる人々に焦点を当てました。禅寺における庭園の存在と意義を改めてご紹介すべく、作庭家、僧侶、研究者…さまざまな視点から見た「禅の庭」を収録しております。

一部ご紹介させていただきますと、たとえば夢窓疎石が乱世に築いた天龍寺庭園。果たして夢窓は、自分の矜恃をいかにして庭園内に表現したのでしょう?こちらは、京都造形芸術大学の仲隆裕先生が丁寧に述べてくださっています。

巻頭対談は、数年前に誕生したばかりの平成の禅庭をめぐる内容です。施主である龍雲寺(静岡県)住職・木宮一邦師と、手掛けた北山造園の北山安夫氏に、庭園の解説を通じて「お寺の庭」が果たす役割などを語り合っていただきました。

くわしくは、ぜひこちらをご覧頂けましたら幸いです。宜しくお願い申し上げます。