遠諱事業の締めくくり

 

2017-12-01-06.57.jpg今日は12月1日。今年の師走がやってまいりました。一年、あっという間ですね。

そして来年早々、平成30年(2018)年1月1日~2月12日、九州国立博物館において、
文化交流展特別展示「白隠さんと仙厓さん」(観覧料 大人430円/大学生130円)
が開催されます。白隠慧鶴禅師(1685-1768)と仙厓義梵禅師(1750-1837)は、いずれも江戸時代に数多くの禅画や墨蹟を残された禅僧で、またタッチは違うもののどちらの禅画も洒脱でユーモラスでもあり、またそれらは民衆の教化に大いに意味があったものです。

白隠さんと仙厓さん.jpgまた、期間中、2つの講演会が開催されます。いずれも受講は応募申し込み制(〆切り日あり)です。

1) 平成30年1月14日(日) 14:00~15:30
「白隠と仙厓に見る大和の禅」 玄侑宗久師(芥川賞作家・花園大学客員教授・妙心寺派福聚寺住職)

2) 平成30年1月28日(日) 14:00~15:30
「白隠と仙厓」 芳澤勝弘氏(花園大学国際禅学研究所顧問)

詳しくはこちらのパンフレットをご覧下さい。

これをもって、昨年(2016)3月に遠諱法要を終えた、臨済禅師1150年・白隠禅師250年の遠諱大法会事業も、いよいよ締めくくりを迎えることになります。

禅文化研究所は臨黄合議所の事務局でもありますので、思えばたくさんの遠諱事業をしてきました。

各地の本山や僧堂を使っての報恩坐禅会、出版事業、各地での講演会やシンポジウム、京都国立博物館と東京国立博物館での特別展「禅」展、一般向けに行なった鎌倉での大摂心、大本山東福寺での遠諱大法要と雲衲摂心、中国への顕彰旅行などなどです。事業についてはこちらに一括して掲載してあります。

遠諱の余韻にひたりながら、皆さん、どうぞ九州は大宰府まで。