本ブログでお知らせしましたとおり、去る、2017年12月16日(土)に金沢歌劇座にて、トーマス・カーシュナー師による講演会「禅僧になったアメリカ人」(主催・鈴木大拙館)がありました。
同名の書籍を刊行している関係で、著者サイン本の販売に金沢まで出向いてきました。
当日は冷たい雨の降る金沢でしたが、足元の悪い中を会場の定員にほぼ満席という状態でした。
大拙館主任研究員の岩本さん(花園大学の卒業生)が司会をされ、続いて、大拙館館長・木村宣彰先生(大谷大学前学長)によるご挨拶と、トーマス師の紹介がありました。
著書『禅僧になったアメリカ人』にある、彼の母親が言った「理想の家族は、息子か三人いれば、ひとりは医者、ひとりは神父、ひとりは芸術家……」。神父ではなかったが宗教者である禅僧となったトーマスさんの話からどんな話が聞けるでしょうかと。
その後、トーマス・カーシュナー師による講演となり、彼がどういう経緯で日本に来て禅僧となり、今日に至ったか。自伝を中心とした話を約1時間半講演され、聴衆は熱心に聴き入っておられました。最後にはいくつも質問が出ていたようです。
廊下では書籍とカレンダー「禅語こよみ」を販売させていただきました。おかげさまで師の著書もたくさん売れたのでした。