マインドフルネス。どこかで耳にされたことがある言葉ではないでしょうか。
マインドフルネスとはストレスを低減する技法として、医療現場では治療にも導入されているいわば心のエクササイズ。「今ここでの自分の体験に注意を向けてあるがままに受け止める」ことを繰り返します。
この手法、どこか坐禅に似ていませんか?
「いや、坐禅はそんなもんじゃない!」と思われている方ももちろんいらっしゃることでしょう。でも、どこが違うのか。それこそが今季の特集制作の出発点でした。
「坐禅」と「マインドフルネス」はどこが同じで何が違うのでしょう。マインドフルネスという言葉を知る人は増えても、ここを明確に答えられる方は、実はまだまだ少ないような気がするのです(編集担当もそうでした)。
そこで、今季の「禅文化」の巻頭特集では両者の成り立ちや相違点を再確認。マインドフルネスと坐禅の違いはもちろん、「文献から見る坐禅の変遷」など、坐禅についても掘り下げています。
初めて本誌にご寄稿をお願いした、圓福僧堂の政道徳門老師による「坐禅儀」誌上提唱は、坐る坐らないにかかわらず、読後は自分自身を調えたくなるはず。
マインドフルネスについては、禅にも通じた専門家にご執筆いただきました。
たいへんわかりやすい一冊になっているのではと思います。ぜひご覧下さいませ。詳細、お申し込みはこちらから。