一日に40本のタバコを吸うヘビースモーカーの小生は、耳の痛い語録にブチ当たってしまいました。煙草(タバコ)は、慶長年間(1596~1615)に、日本に移入されたと言われていますが、江戸中期の坊さんが、こんな誡めを残しておられたのです。
煙艸(たばこ)は、仏制に無しと雖(いえど)も、……不如法なること知んぬべし。蓋(けだ)し仏世に此の草無し。……或いは説法の座、或いは懺法、施餓鬼、曁(およ)び法事に就(つ)いて誦経する処、三宝の尊前、都来(すべ)て之れを禁ず。大いに礼儀を失して壇場を汚すこと、之れに過ぎたるは罔(な)し。
『大蔵宝鑑録』「見江山大蔵禅院清規」(明石市・大蔵院蔵)より
タバコのマナーは、古くから言われていたのですね。
ヘビースモーカーの小生も、自分の仕事部屋と、喫煙所以外では、絶対に吸いません。何だか、JTの宣伝みたいなブログになりましたが、喫煙者の皆さん、よろしくお願いします。